hascross健康科学セミナー 第2節

第2節 hascross 健康科学セミナー
糖尿病食と予防食 -医療費8兆円にどこまで立ち向かえるか-

日 時 :2017年9月16日(土) 15:30~17:30(15時より開場)
追加日時:2017年10月18日(水)、10月28日(土) 15:30~17:30(15時より開場)
場 所 :hascross蒔田店 横浜市南区共進町2-52
連絡先 :TEL: 045-228-7305 URL:. http://hascross.yokohama
参加費 :第1回セミナーに参加された方 2000円(学生さんは700円)
       参加されなかった方 2500円(学生さんは1000円)
飲み物、スナック付きです。 参加費は当日申し受けます。
申込み:開催日の1週間前までに電話、郵送問い合わせページより「お名前・電話番号またはメールアドレスを添えてお申し込みください(学生さんの場合は学校名)。 こちらから連絡差上げます。予定日時に都合が付かない方もご興味がありましたら、その旨を付記してご連絡ください。あらためて日程調整して追加セミナーを準備します。

第1回セミナーを受講しておられない方へ:
お申し込みに応じ、日程調整の上、第1回目セミナーを追加で開催します。参加費は1500円(学生さん500円)です。受講をお勧めします。

話題1:糖尿病食のいろいろ -あなたはどれを選びますか?-
  スピーカー: 松村外志張(理学博士、副店主)

 第1回目のセミナーでは健康科学の歴史をひもとき、代表的な成功例と、不幸にも検証不十分な学説が先行して、大きな損失をもたらした例を紹介し、連続セミナーの全体の見通しについてお話しました。第2回目以降は(最終回を除いて)、前後関係にとらわれずに調査・検討がまとまった課題から順次話題提供させていただきます。
 生活習慣によって誰でもかかる可能性のある病気、糖尿病はそんな病気です。糖尿病食は、患者ばかりでなく健常人にとっても心すべき食事のあり方といってよいでしょう。
 ところが、出版物等に見られる糖尿病食はずいぶんといろいろなものがあって、どれがホンモノなのか分からないような印象をあたえます。そこには、摂取するカロリー総量の制限を重視するもの、カロリー総量よりも、糖質の制限を重視するもの、糖質以外のエネルギー源を脂質に求めることを重視するもの、さらにカロリーに配慮しながらも、蛋白質の摂取に重点を置くものなどがあります。
 これら各種の糖尿病食にはそれぞれ提案の根拠があり、どれかが正解でどれかは間違い、というものではないかもしれません。一方で、選択を誤った場合、効果が上がらないどころか、かえって障害となる場合もあるかもしれません。このセミナーでは、それぞれの糖尿病食の背景となっている科学的な事実と理論、ならびに適用例での実績について調査し、検討したところを開示させていただきます。

話題2:糖尿病者のための嗜好食品 -市販品調査と当社での新たな試み-
スピーカー: 佐々木博子(薬剤師、店主)

 甘いお菓子やチョコレート、それは忙しい日常の中にあって、ひとときの休み時間になくてはならないものではないでしょうか。糖分やカロリーの摂取に注意しなければならない者としては、これはあきらめなければならないものなのでしょうか。
最近では糖尿病者に配慮したお菓子やチョコレートも販売されはじめておりますので、これらについての調査結果を報告します。これらには単に砂糖を代替物に置き換えただけのものも多く、積極的に糖尿病者への適性をねらったものにはなかなかお目にかかりません。
当店では、砂糖を避けるだけでなく積極的に糖尿の方に不足すると言われている栄養成分を含めた嗜好食品を、という考え方と、栄養素のバランスをとった嗜好食品を、という2方向で検討を進め、前者についてはサプリメントチョコレートを、後者については日本糖尿病学会の推奨基準に合致したクラッカーの製造にいたっております。今回は調査・検討結果ならびに当社製品のコンセプトを紹介します。