hascross健康科学セミナー第4節-2,3

認知症の健康科学 -もうひとつの人生を科学する- 追加開催

日 時:2018年4月28日(土)、5月12日(土) 両日とも15:30~17:30(15時より開場)
場 所:hascross蒔田店 横浜市南区共進町2-52 (鎌倉ハム石井商店前)
連絡先:TEL: 070-4414-7834 (電話番号が変わりました!) URL: http://hascross.yokohama
参加費:すでにhascrossセミナーに参加されたことのある方 2000円(学生さんは700円)
    初参加の方 2500円 (学生さんは1000円)飲み物、スナック付きです。 参加費は当日申し受けます。
申込み:開催週の月曜日までに電話、郵送あるいは問合わせページより「お名前と連絡方法(電話番号、メールアドレス、または住所)を添えてお申し込みください(学生さんの場合は学校名をお知らせください)。 折り返し連絡差上げます。 セミナー開催日に都合が付かない方もその旨を記載いただければ、あらためて日程調整して追加のセミナーを準備いたします。  
 すでに開講したセミナー(第1節(健康科学総論)、第2節(糖尿病と糖尿病食)、第3節(食用油脂の健康科学))の受講をご希望の方: 引き続き内容を充実させています。お申し込みに応じ日程調整して開催します。

話題1: 認知症 その発生の仕組みから予防まで
    -科学はどこまで進んでる?-    
 話題提供者: 松村外志張(理学博士、副店主)

第2節で取り上げた糖尿病とならんで、この節で取り上げる認知症は次世代の方々に大きな経済的・社会的な負担を掛ける可能性がある健康上の問題です。我が国では爆発的に増加しています。なかでもアルツハイマー型といわれる認知症は、殆どの場合、社会の高齢化の問題として取り上げられていますが、本当にそうなのか。食習慣を含むライフスタイルの変化は関わっていないのか。関わっているとすればどこにどの程度関わっているのか。また予防の余地はないのか。アルツハイマー型認知症は脳神経組織にβアミロイドという蛋白質が異常に蓄積することが原因だとする「βアミロイド仮説」が有力です。検査法から医薬品の開発まで、この仮説に立脚しているものが多いが、仮説は本当に正しいのか。検査上は認知症なのだが健常者となんら変わらない社会生活を送ってきた者もいるというが、ライフスタイルも関係するのか、また科学的に検証されているのか。
 そんな率直な疑問をもって調査すると沢山の情報が入り乱れてなかなか全体像がつかめない。そんな手探りのなかから、原著論文に溯って分析して得られた話題提供者自身の理解をお話します。

話題2: 認知症の発症・予防に関わる栄養素・食品について
    話題提供者: 佐々木博子(薬剤師、店主)

認知症患者と健常者で、あるいは認知症が多い地方と少ない地方とで、食習慣や食事内容が違わないかどうかを調査し、原因を探り出そうとする疫学的なアプローチがあります。またマウスやラットなどの実験動物に発症・予防を目的とする候補物質を加えて、認知症の発症を比較する実験栄養学的なアプローチがあります。さらに被験者ボランティアとの長期間にわたる共同作業で、特定の食品や栄養因子の効果を探ろうとする臨床研究のアプローチがあります。今回のセミナーでは、これらの研究から浮かび上がってきている候補物質から代表的なものを選んで、その発症あるいは予防効果の根拠となる知見を紹介します。

Comments

  • 「βアミロイド仮説」はもう確定の事実だと思っていましたが、そうでもないのか、そうだとすればなぜそうなってしまったのか?

  • 「βアミロイド仮説」は確定の事実だと思っていましたがそうでもないのか、だとすればなぜそうなってしまったのか?

    • コメントありがとうございます。
      そうです。「アミロイド仮説」は今回のセミナーの大切なポイントです。
      セミナーをお楽しみに。