hascross健康科学セミナー第9節「ストレスの健康科学」
ストレスの健康科学 ー科学の目でみる心体攻防の現場ー
日 時:第1回目 2019年6月22日(土)15:00~16:45 (14:30開場)
(同内容) 第2回目 2019年6月26日(水)10:00~11:45 (9:30開場)
場 所:hascross蒔田店 横浜市南区共進町2-52 map
参加費:一般参加 2,500円 (当セミナーへ再来の方 2,000円)
学生さん 1,000円
飲み物、スナック付き。 参加費は当日いただきます。
対 象: 学生さんから高齢者まで、広い年齢の方に聞いていただける内容です。
ご専門の方、教育関係の方、ご参加の上討論いただければ有難く。
申込先:TEL: 070-4414-7834 URL: http://hascross.yokohama 問い合わせページ
セミナー開催日の3日前までに、お店に直接に、電話、あるいは問い合わせページより、お名前と連絡の方法(電話番号、メールアドレス、または住所)を添えてお申し込み下さい。学生さんの場合は学校名をお知らせください。 開催日に都合が付かないが受講希望の方は、その旨お知らせください。日程調整して繰返しセミナーを準備します。
話 題:ストレスを押さえ込む体の仕組み
話題提供:松村外志張(理学博士、副店主)
わが国がストレス王国だといわれて久しい。仕事に関わるストレス、睡眠不足にともなうストレス、学習や将来への希望に関して子供が抱いているストレス--、少子化にさえストレスが関わっているのかもしれない。ストレスこそ世界が、そしてとくにわが国が、抱える諸問題の根源にあるのだ。これを取り除かねば--、という議論が主流なのではないでしょうか。
しかし一方、待てよ。それならなぜ真冬の海に飛び込んだり、凍るような瀧の水に打たれたり、といったストレス負荷訓練もひきつづき健在なのか。ストレスが悪いのではない、心体がなまって、ストレスに打ち勝てない者ばかりになってしまったのが今の日本なのだ、という反論もあるでしょう。
その間にあって、ストレスを受けた者の症状を緩和する医薬品に頼っているのが現実ではないでしょうか。
外界からのストレス要因に対して体がどのように反応するか、つまりいかにしてストレスに負けていくのか、については長い研究の歴史があります。しかししそのストレスに対して、体がどのように対抗し、打ち勝っていくのか、についての研究に希望が生まれてきたのはようやくここ数年のことのように思われます。このセミナーでは、ストレス研究の道筋を追いながら、ストレスに打ち勝つ体の仕組みについての最近の研究に焦点を合わせ、希望の足がかりとなれば、とこのセミナーを企画しました。
話題:ストレスと食物
話題提供:佐々木博子(薬剤師、店主)
先進諸国において益々強まるストレス要因を押さえ込むために、社会的環境を整備する努力がさまざまななされており、大いに期待すべきである一方、運動であるとか、栄養といった課題も含めて健康科学からのアプローチも無視できるものではありません。ここでは調査研究や実験的研究からストレス抑制効果が検証されている食品成分について紹介します。